給料アップの秘訣とは!?歯科衛生士の給料はどうやって上がる?
歯科衛生士として長年働いていると、給料や賞与UPは自然と意識してしまいます。歯科医院によって査定の方法はまちまちではありますが、多くは4つのパターンのうちどれかに当てはまるでしょう。
今回は歯科衛生士が昇給する方法として、特に多いものをいくつか解説します。
勤続年数による昇給
年功序列型で、勤続年数に合わせて昇給していく方法です。「勤続年数〇年以上で〇円上がる」と明確に就業規則で定めている歯科医院がある他、「勤続手当」の支給により実質の給料UPとしている歯科医院もあります。
勤続年数が長くなれば年々昇給が期待できる一方で、職務スキルや歯科医院への貢献度が正しく給料に反映されないこともあり、場合によってはスタッフの不満につながってしまうこともあるでしょう。
仕事やスキルに対する評価
遅刻や欠勤はないか、後輩の育成に尽力しているか、患者さまの誘導ミスやクレームを発生させていないか、歯科衛生士として十分な技術力があるかなど、仕事に対する総合評価を元に査定する方法です。
自分のスキルが明確に表れるため大きなやりがいにつながる一方で、大手企業のように客観的に見ても基準が分かる人事評価制度を採用していない歯科医院の場合、評価を判断する院長個人の主観で左右されてしまう恐れもあります。
やる気や姿勢に対する評価
仕事で明確な実績を上げていなくても、やる気や姿勢に対する評価をする方法です。後進人材の育成に積極的な歯科医院や、勉強会、スタディグループ、セミナー、シンポジウムへの参加を勧められる歯科医院である場合、この評価基準が設けられているケースもあります。
経験が浅い人やブランクがある人でも昇給を目指してアピールしやすい一方、勉強会への参加のために休日出勤や残業が発生する場合もありますので、自分の望むワークライフバランスについても考えた上で判断しましょう。
経営状況による変動
経営状況がよければ給料や賞与に還元され、反対に経営状況が悪ければ金額が下がるという方法です。
ボランティア団体でない以上ある程度仕方がないものと割り切り、保険外診療件数や予約のキャンセル率に留意しながら仕事を進めていきましょう。
ただし、賞与や各種手当など一般的に金額の変動を前提としている項目に影響するのであればともかく、基本給が頻繁に変化するようであれば、経営の安定性を疑ってもいいかもしれません。自分の生活ができる最低限の給料も受け取れない恐れもありますので、その点はしっかり判断しましょう。
【なかなか昇給しない場合】思い切って転職するのもよし!
決まった評価制度がなかったり、そもそも昇給や昇格の環境が用意されていなかったりする場合、思い切って転職を検討するのも1つの手段です。
今の職場と同じような労働環境の歯科医院をいくつか検索し、給料を比較してみれば相場が分かります。スタート給が高い職場であれば転職するだけでも給料UPとなりますので、転職も視野に入れてみましょう。
「もっと昇給したい」「正しく人事評価がおこなわれる職場で働きたい」という前向きな転職理由は面接担当者の印象をよくします。不満の気持ちを上手くポジティブな言葉に切り替えて、前向きな転職をするようにしてみましょう。
まとめ
一般的に仕事する上で大切なのは、「やりがい」「人間関係」「給料」だと言われています。どんなにやりがいがあり人間関係がよくても、安月給だったり昇進や昇給が一切ない職場だったりする場合、どうしても不満も高まってしまうでしょう。
自分の職場ではどんな評価制度があるか確かめてから、目標を定めて仕事をしてみてもいいかもしれません。
目標があれば日々の業務も前向きに頑張れますし、やりがいも感じることができるでしょう。