歯科衛生士として転職する時の5つのステップ
新しく歯科衛生士として働ける職場を探したいとき、どんなステップを踏みながらどう転職活動していけばいいか迷うことも多いのではないでしょうか。「まず何から始めたらいいのか分からない」「いつ退職の希望を出すべきか困っている」という人に向けて、転職する時のステップについて解説します。
何故転職したいかをはっきりさせる
まずは、何故転職したいと考えたのか、理由を明確にしましょう。理由をはっきりさせておくことで、自分が仕事に対して何を求めているのか、どんな職場を理想としているのかが分かります。
扶養内勤務から抜け出して正社員として就職したい、子育てと両立するために時短勤務できる歯科医院に転職したいというポジティブな理由もあれば、院内の人間関係が良くない、長く勤務しているが給料がなかなか上がらないなど、ネガティブな理由もあります。
もしネガティブな理由で転職を検討する場合でも、なるべくポジティブに捉えられる表現に変換しておくことが大切です。「フラットな関係性で意見を言い合える職場環境がいい」「昇進昇級が明確にされていて、頑張れる歯科医院がいい」と前向きに考えておくことで、面接の際にも役立ちます。
転職先での就労条件を考える
最低限外せない就労条件について考えておきましょう。退勤は遅くとも20時、給料は〇万円以上、正社員かパートか、フルタイムか時短か、〇〇線沿線や〇〇市内で働きたい、など条件がはっきりしていれば優先順位をつけやすくなります。
ただし、あまりに希望条件がたくさんありすぎると転職活動が頓挫する可能性も出てきます。希望する歯科医院に全て落ちてしまった、通える範囲で希望に合う職場がほとんどなかったという場合、本来の転職活動の目的を見出せなくなってしまうことも考えられますので、あくまでも「最低限外せない就労条件」について考えておくことが重要です。
転職面接を受ける
自己分析がある程度済んだら、早速転職面接を受けましょう。
今の職場に退職の希望を伝えるのはタイミングを見計らいましょう。面接の際に、就労中であることと、いつ頃に入職希望であるかということを伝え、内定が出たら改めて詳細の日程を担当者と決めていきましょう。
しかし、内定が出てすぐに転職できるわけではないという点に注意が必要です。
今の職場の就業規則を確認し、どれくらい前に申し出ておく必要があるのかを事前に確認してから面接に踏み切りましょう。
退職希望を伝え、退職日の交渉をする
希望する歯科医院から内定が出て、今の職場に退職の希望を伝えます。
非常に緊張する瞬間ではありますが、新しい職場が決まっていること、〇月までの勤務にしたいことをはっきりと伝え、退職日を決めていきましょう。
現在の職場を早く離れたいと思うこともあるかもしれませんが、業務の引き継ぎをきちんとしたり、怠慢になったりしないように最後までしっかりと職務にあたりましょう。
新しい歯科医院に入職する
退職の手続きが済んだら、新しい歯科医院に入職です。
何事も最初の取り組む姿勢が大切です。挨拶、身だしなみ、職場では基本と言われる報告・連絡・相談などを意識しながら、業務に励みましょう。以前の歯科医院ではできていた業務内容でも慣れない新しい歯科医院では難しく感じることもあるでしょう。先輩や院長への確認を怠らずに少しずつでも着実に、患者さまから信頼される歯科衛生士になるように努力しましょう。
まとめ
転職は、無計画にただ面接を多く受けるだけでは上手くいきません。自分が仕事に対して何を求めているか、どんな職場で働きたいのか明確にしながら、希望に合う職場を見つけて面接を申し込んでいきましょう。
これまで働いていた歯科医院での引き継ぎもしっかり済ませ気持ちよく送り出してもらい、自分も良かったと感じる転職ができるといいものです。