歯科衛生士の資格を活かして働ける職場とは|病院・クリニック・福祉施設など
歯科衛生士として働く場所のなかでおそらく最初に思い浮かぶのは、クリニックではないでしょうか。
しかし、クリニック以外にも働ける場所が多数あることをご存知でしょうか。今回は、歯科衛生士の資格を活かしながら働ける職場について解説します。
クリニック、歯科医院
地域密着型のクリニックや歯科医院は、虫歯や健診などで通った経験がある人も多く、最も身近な存在です。
地域密着型クリニック
住宅街の中心にある歯科医院です。昔ながらの歯科医院から新しい歯科医院まで幅広く、得意としている分野も各医院で異なります。
老若男女問わずリピーターが多く、なかには家族三世代で通うほど評判のいいクリニックもあります。
アクセス重視のクリニック
ターミナル駅やショッピングモールに付随して開業しているクリニックです。仕事帰りのサラリーマンや土日休みの職場で働いている来院者をターゲットとしていることが多く、夜遅い診療や日曜祝日の診療をしていることもあります。
専門クリニック
ホワイトニング専門、インプラント専門など、専門的な治療を可能とし、医院ごとにカラーを出しているタイプのクリニックです。
特定の治療を目的として来院する患者さまが多いのが特徴です。
大学病院、総合病院
大学病院や総合病院など、大規模な医療施設の歯科や口腔外科で働く道もあります。
健診で訪れる人もいれば、大怪我や病気にともなって歯科手術する人まで幅広く、歯科以外の患者さまに対応する機会も多いのが特徴的です。
また、最先端の医療機器や知識を使ったり、他のチームと連携しながら仕事したりすることも多いため、臨機応変な対応が求められます。
市区町村の保健センター
市区町村の保健センターでは、地域住民の口腔環境向上や予防歯科への取り組みが中心です。
高齢者への歯科保健指導や乳幼児の歯科検診に携わることが多く、歯の寿命を延ばし、毎日の健康を支える手助けをする仕事に従事します。
イベントの内容を考案したり広報発信に協力したり、衛生士業務以外の仕事も担当することが多いでしょう。
介護福祉施設
老人ホーム、デイサービスセンター、リハビリテーション施設など、高齢者や介護が必要な方に向けた支援をします。
実務経験を積めば歯科衛生士資格に加えて、ケアマネジャー資格などの受験ができるようになる可能性もあります。
民間企業
医療の現場に携わらず、歯科衛生士としての経験や知識を活かして民間企業で働く方法もあります。
歯科特化型メーカー
歯科医院で使用する医療用器具、什器、治療用品などの企画や開発に関わる仕事です。医師や歯科衛生士として実務経験のある人材を募集している企業もあります。
医療系キャリアアドバイザー
歯科衛生士や歯科助手はもちろん、看護師、助産師、薬剤師、保健師など、医療系に特化したキャリアアドバイザーとして働くことも可能です。転職エージェントや人材派遣会社に就職すれば、現場の経験を活かしたアドバイスができるでしょう。
専門学校講師
学校法人や社会福祉法人に就職し、学生の指導や講義・実習をしながら次世代の歯科衛生士を育てる仕事です。
実務経験が必須となるケースが多いですが、歯科衛生士を目指す学生と直接触れ合えるため、大きなやりがいにつながるでしょう。
まとめ
歯科衛生士として働く人の多くはクリニックで勤務していますが、先述したように実は他にも活躍の場が用意されています。 歯科衛生士の資格を活かして働ける職場はいくつかありますが、今の職場で人間関係や勤務状況を理由に転職を考えられている場合であれば、まずはHAGUKUMUの「歯科衛生士のタイプ診断・スキル診断」を試して頂ければと思います。あなたにマッチする歯科医院をご提案します。