歯科衛生士の復職に優しい職場の見分け方
「歯科クリニックはコンビニの数より多い」と言われている通り、歯科衛生士として復職を希望する場合でも、まず職場選びでつまずいてしまう人は多いものです。
求人サイトやハローワークを除いてもピンと来ず、どんな基準で探していけばいいか迷うこともあるのではないでしょうか。
今回は、歯科衛生士の復職に優しい職場の見分け方について解説します。
教育環境の整備度合い
まずチェックしたいのは、職場の教育環境です。初心者歓迎、ブランクOKを掲げているクリニックであれば、分からないことも質問しやすい雰囲気が整っているでしょう。
担当の教育係やメンターをつけてくれる職場であれば、仕事の勘を取り戻しながらスムーズな職場復帰が叶うでしょう。
医師やスタッフの人数
歯科医院の規模に対して、医師やスタッフの人数が十分足りているか確認するのもよいでしょう。1日の診療件数や診療内容について複数の歯科医院を比較すれば、更に具体的なイメージができるようになります。
もし人数が明らかに少ない場合、人材の定着率が悪い又は人件費削減のために人員を削って運営する方針である可能性が高いのではないでしょうか。
どんなスタッフがいるか
20代の若手が中心となっている歯科医院もあれば、40~50代が多い職場までさまざまです。スタッフの平均年齢を事前に確認することで、コミュニケーションの取り方などを予想できるでしょう。
また、自分と同じように育児や介護中のスタッフが多い職場や、異業種からの転職スタッフが多い職場など、歯科医院ごとのカラーが分かれば、職場を選びやすくなります。
最初に任せられる仕事
面接時に、最初に任せられる仕事について質問してみるのもおすすめです。
最初は職場のルールを覚えたり人間関係を構築したりするのに手いっぱいになることが多く、複雑な業務や専門性の高い仕事を最初に担当するとなると、大きな失敗に繋がる可能性も出てきます。
最初は治療用具の整理整頓や洗浄、バックサポート業務を担当し仕事への理解を徐々に深めれるようになるとよいでしょう。
待遇・福利厚生
待遇や福利厚生が充実している職場は、求職者からの人気が高くなると同時に、既存のスタッフの離職率が低くなる傾向にあります。
ベテランスタッフが多ければ多い程、自身の治療や案内の質向上に繋がるため、是非ともチェックしておきましょう。
待遇
給与額がいくらかを比較することも大切ですが、時間外手当、精勤手当、職務手当、健康保険手当など、歯科医院独自で採用している手当金についても必ず確認しましょう。
交通費の支給上限があるか、残業は何分単位で付与されるのかも大切です。
賞与
賞与があるかどうか、ある場合は何ヶ月分なのか確認します。ただし、賞与は経営状態や働きぶりに応じて自由に変動しますので、あくまでも参考程度確認するとよいでしょう。
福利厚生
社会保険制度、年末年始・お盆・ゴールデンウイークのお休み、平均有給取得日数、その他にも、様々な福利厚生を用意している歯科医院もあるかもしれません。
更に気になる場合は、転勤の有無、平均の残業時間数についても聞いておきましょう。
まとめ
自分が納得して働けるいい職場であれば、自然に仕事に対して努力するようになり、前向きでポジティブな働き方ができるでしょう。反対に、入職したことを後悔するような職場である場合、普段気にならないようなことが気になったり、次の出勤が憂鬱になったりする恐れもあります。 職場を厳しく選びすぎてしまうと自分の選択肢を狭めかねませんので、自分の中で譲れないポイントを2~3個ピックアップし、妥協してもいいポイントと分けながら職場選びをしていきましょう。